俺はこれ以上にないくらい高速で着替え、
玄関へ歩いた。




「おはよ〜、広樹!」




「ん…。太一来んのはぇ〜よ」




愚痴を零した。




「まぁ、悪かったって。


そうそう、
広樹に紹介したいやつがいんだよ。」




太一がそう言うと、
太一の後ろからひょこりと
男が出てきた。




小柄で童顔な男だなぁ…と思いながら
会釈をした。




「僕、谷口満(タニグチ ミチル)っていうんだけど
中学ん時からの太一の友達!
よろしくな、広樹!」




「あ、あぁ。よろしく」




すごい人懐っこい感じだな。