「てなワケで、黒板にそれぞれの競技書いたんで、テキトーに自分がしたいところに名前書いてってください。1人3種目は絶対なー」



そのあと、楢崎のすんばらすぃー進行のおかげで、瞬く間に体育祭の話は進んでいく。



あたしはとりあえず必死に、黒板にそれぞれの種目を書いただけだ。



みんなが立ち上がり、教壇の方に来てどれにするかと悩んでる。



「あ、ちなみに人数オーバーしたところはじゃんけんでもして決めろよー」



そして楢崎とあたしは、みんなが前に来たのでちょっとだけそこからよけた。




「楢崎、クラスまとめんのうまいね」



「え、そうか?テキトーだろ。
手を挙げて決めるのとかめんどいから、人任せにしてるし」



「いや、そういう発想できるとこがすごいんだよ」