「何を作るんだい?」


近藤さんが聞いてきた。


あたしは、卵をかき混ぜながら答える。


「ホットケーキとクッキーとアイスです」


「ずいぶんとたくさん作るんですね」


「はい」


キッチンから覗ける、テーブルのところにいる山南さんは、笑顔が見えた。


みんなも楽しそうに笑っている。


あたしには、入れない絆があるんだろうな・・・・・・。


ちょっと、悲しいけど、死んだのに再開できるって、よかったなーって思う。


いろんなことを考えているうちに、ホットケーキが完成した。


できあがった、たくさんのホットケーキを大皿にのせて、皿に8枚の皿を持っていく。