家に帰るのと、皆はいつものように、ワイワイと騒いでいた。


「雛姫じゃねえか」


「おう、おかえり」


「はい、ただいまです」


土方さん、新八さんがあたしに気づいて、皆もあたしに声をかける。


「今日、楽しんでいただけましたか?」


「ああ!実に面白かった。俺は、お化け屋敷というのが、とても面白かった」


思い出すだけでも叫べそうだ、と近藤さんは笑う。


確か、それは二年生の出し物で、怖いと評判だったはずだ。


「俺も楽しかったぜ!」


あのときは、口を尖らせたり、よくわからないことを言ってきた平助くんも、楽しそうに笑う。


そして、いつも通り、しばらく学園祭のことを話していた。


「にしても、平助のお化け屋敷での驚きようは半端なかったな~!」


「新八さん!雛姫の前で言うなよ!」


「そうそう、あれはなぁ~」


「左之さんまで!」