「おいテメエ!なんで、近藤さんの名前知ってやがる!」


あたしが唖然としていると、黒髪を結い上げた男の人に睨まれた。


まさに、鬼の形相・・・・・・ってことは。


「副長の、土方歳三さん・・・・・・?」


かの有名な鬼の副長。


それを言うと、その人は目を一瞬見開くと更にあたしを睨む。


「なんで俺の名前まで知ってる?」


しまった・・・・・・余計なことした。


でも、時すでに遅し。


土方さんは、刀に手を伸ばした。


そして・・・・・・。


「テメエ、何者だ?」