「はあ・・・・・・新八のくせには、俺の上手にいきやがって。そーゆー新八はどうなんだよ」


「俺か?そーだなあ・・・・・・わかんねえな。まあ、今はねえよ!」


「そうか・・・・・・でも、もしそうなったら、俺たちは恋敵ってやつか?」


「平助もな!」


「そうだったな。ははは!」


俺たちは、笑いあった。


そして、しばらくすると、部屋の扉が開いた。


「新八さん、左之さん・・・・・・もしかしたら俺、雛姫のこと―――」


平助の言葉を聞いて、俺たちは顔を見合わせて笑った。


「「平助!一緒に酒飲むぞ!」」


いじるなんて言っても、やっぱ平助の恋は応援しなくちゃな!