すると


―――ダダダダ


平助のやつ、走ってんのか?


やべぇ、笑いそうだ。


全く。本当に感情のままのやつだな。


廊下走んなって、生きてたとき土方さんに、散々言われたろーが。


はあ・・・・・・生きてたとき、か。


こりゃ今日は、左之と話すことが沢山ありそうだな。


執事にビールでも用意してもらうか!


しばらく歩いて俺は思った。


「左之の部屋、とっくに過ぎてんじゃねえか!」


今思えば、左之は俺の隣の部屋だった。