黒と赤

そのあと飼い主さんが来て足枷を外してくれた

仕事の時間らしい

そして闇に染まった外の世界へと繋がる扉の前に立たされる


「行ってこい」


飼い主さんの低く優しい声を背に外の世界にへと飛び出した

「闇〜
どうやって行くの?」

闇は仕事上での兄貴の通り名的なもの

因みに俺は赤そして京花が黒