集合場所では

1か月前とかわらず 低学年の子のお母さんが何人かと、集合を待っている数人がいた。



すると

めずらしく お母さん達に声をかけられた。



何の話かと思ったら、受験のことだった。


うわさがどこから来たのかわからないが、だから休んでたんやね!とか、
どうやった?とか。


もうそんな話ばかりだった。



もし落ちていたらどういうつもりだったのかはわからないが

とにかく、合格していたので素直に話すことができた。




ママ友とかいう人たちはどうしてこうも噂とか人の話が好きなのか。


少しあきれつつも得意の愛想笑いで返事を返していた。




そしていよいよ、
学校に到着。


みんなには受験のことも話さなかったのに
まず、ママ友とかいう人たちが知っていたのかも謎ではあったが、

その謎はすぐに解けた。



担任の女の先生が、みんなに話したそうだ。



たしかに1か月も休むことにもなるし、迷惑をかけるとも思っていたけど
この時仲が良かった人にも一切話してなかったのに
第3者から受験のことを聞くなんて。

どういう気持ちだったのか、


想像すらできない。



その点ではハブられていたことはよかったのかもしれない。


もしその元親友にも言ってなかったとしたらそれこそ
裏切られたようなものだっただろう。



みんなの反応が気になりつつも
教室へ向かった。