見えない終わりはきっといつか

その交換ノートが一通り回ったあたりから。


私の周りが数日、いや。1日であっという間に変わっていった。



もちろんグループを抜けたため居場所も特になく、ただふらふらといろんなグループに混じっていろんな人と交流をもつようになった。



私としてはそれは大成功だった。


だが あるときその大成功が失敗に終わる瞬間が訪れた。




別の日。


風邪をひいてしまって学校を休むことになった。


夕方、やっとの思いで病院に行き薬をもらった。


その帰り 一緒のグループにいた1番の親友であり幼馴染の あゆ に会った。




その時は
笑顔で あゆ に手を振った。



あゆももちろん笑顔で振りかえしてくれた。



あゆのことは友達として大好きで ぐるーぷを抜けたけどずっと仲良くいたい。


そう思っていたぐらいだ。





そして翌々日、薬のおかげもあって風邪が治った。


学校にやっと行ける!とうれしさのあまり教室がまだ空いていない時間に学校についた。



集団登校だったが その日は偶然にもみんな揃うのが早かったのだ。



そして教室の前でカギを開けるのを待った。


すると
何人か登校してきてやっと教室の鍵が開いた。



ランドセルを背負って、教室の中に入ろうとしたとき。

目の前に私がいたグループのメンバーと入りたかったのであろうメンバーが横に並んでいた。