そのおかげか、私たちのクラスは灯台のように明るかった。

バカだなあ、と思いつつ、私は心の中で応援した。

牧野も、
「お前のサービス精神は大したものだ。先生は立場上、もっとやれとはいえないが、やめろともいわん」なんていってた。


「お前のクラス楽しそうだな」
よくそういわれた。
「俺たちのクラスなんか皆死んでるぜ。バックヤードユニオンが見回りにくるたびに、ビクビクもんだ」
他のクラスの男子はいっていた。