グラウンドから少し離れたところに、小さなロッカーがあり、そこがバックヤードユニオンの本部だった。

誰も近づかない。地雷原みたいなものだ。


そこに勢力を持った生徒が次々に連れてこられた。
中にはグループも持たない、普通の生徒もいた。


私は人づてに聞いた。