「どんなことにも答は必ずある。すっごく遠くかもしれないし、実は足元にあるかもしれない」

「私は答えを出す自信がない」

「息を抜いて」

スゥー、はあ。


「そう、落ち着いて。ゆっくり考えたらいい」

「ありがとう。いつもごめんね、変な電話して」

「いいよ。映美の力になれれば俺は嬉しい」