私は快く了承し、海帆の机と自分の机を向かい合わせにしていた時だった

「紗英」

名前を呼ばれて振り向くと、そこには優汰がいた

「優汰!どうしたの?」

「ちょっと話があってな
悪ぃ山本、ちょっと待たせちゃうかも」

海帆は、キョトンとしながらも、何を思ったのか

「全然大丈夫だよ!
ゆっくり話してきな!」

と、ニヤニヤしながら優汰に言った