フェンスの向こう

「じゃ、また明日」

そう言って歩き出すと

「あ、ちょっと待って」

と呼び止められた

桐島くんはなにか紙に書いている
その紙を私に渡すと

「これ、俺のメアド
これからいろいろ相談しちゃうと思うけど、よろしくな」