海帆によると、その後の私は気持ち悪いくらいにニコニコしていたらしい

その日の午後練も、なぜだかいつもより声が出ていたのをじぶんでも実感していた

帰り道、私は今日あったいろいろなことを海帆に言った

ひと通り話したあと、海帆は呆れたように私に
「紗英、やっぱ柴田くんのこと好きなんじゃないの?」