私は慌てて目を逸らした

「横川」

名前を呼ばれて、再び桐島くんのほうを向くと、桐島くんは教室のドアに手をかけて笑っていた

「部活、頑張れよ」




私はこの時




昨日、柴田くんにドキッとしたように





それ以上に







桐島くんにドキッとしてしまった