「おいっ、祐樹!! 見てみろ!!」


「えっ!?」


俺が仕事場に入ると剛彦が腕を掴み、
視線をある人に向け誘導してきた。


「陽子さん、今日も最高やぞぉ~。」


「おおっ!!」


俺たちの目の前にはTシャツにジーンズ姿の
すらっと背が高くてスタイルの良い、
美人熟女の陽子さんが立っていた。

その眩しさに俺も思わず声を上げる。


「陽子さん、最高やなぁ~。」


「うん、相変わらずスタイルええよな?」


「ああ。 胸も小さくもなく大きくもない、丁度いいサイズ。
それにすらっと背が高くて、容姿端麗で言うことなしや!!
そう言えば知ってたか? 陽子さんあれで44歳らしいぞ?」


「えっ、マジで!?」


「うん。」


「44歳であのスタイル維持できるなんて、すごいよなぁ~」


「ああ、うちのオカンとはえらい違いや。
あの体型を維持するには並々ならぬ努力があるんやろうなぁ。」


「努力かぁ・・・女性は大変やなぁ。」


俺たちは陰から陽子さんを見つめながら、
改めて女性の日々の努力の大変さを思い知った。