そんな日々が続き、俺はとうとう耐えられなくなって、別れることを決めた。


こんなに辛いなら一緒にいない方がいい。


するとまた俺は由岐を泣かせてしまった。 


そして由岐の友達からは、
『由岐の人付き合いまで口を挟んで、
まわりから由岐の印象悪くなってもいいの?
由岐をそんなに困らせて彼氏としてどうなの?』
と、責められた。


俺はもう付き合うってどういうことなのかがわからなくなっていた。


こんなに好きだから心配で不安で、でもそれは相手を苦しめて・・・
こんな女々しい自分が嫌で。


由岐はこんな俺を付き合ってて楽しいんか?


けどそんな気持ちに陥ってる時、
やっぱり俺を救ってくれるのは由岐の笑顔だった。
楽しい二人の時間を過ごしたら、また元気になれた。


辛いけど、苦しいけど、別れられない・・・


由岐といると楽しくて嬉しい、けど離れると不安で苦しくなる。



『けどやっぱりここは大人になって由岐を見守ろう。』


っと、そう決めた矢先、俺はとんでもない場面を見てしまったんだ。
由岐が知らない男とキスをしているところを。