次の日、バイト先に行くと、そこにはいつもの芳美さんの笑顔があった。


「あっ、中越くん。おはよう」


「おはようございます。早いですね?」


「そう? 昨日早退したからね、気合入れないと」


「そうですか」


すると、京子が缶コーヒーを持って、二人の許に入って来た。


「ああ、おはよう中越くん」


「おはようございます」


「芳美、元気になったでしょ?」


「はい」


「なんかあったのかな?」


昨日・・・?


祐樹の頭に芳美とのキスが甦る。