私は唯と雄二さんと三人で近くのショッピングモールに向かった。
唯は自転車で向かい、私と雄二さんはショッピングモールから出てる専用の無料バスで向かった。

その際車内で、私は雄二さんにボディタッチをされて嫌な思いをしていた。
腹触って”お肉付いてるね~”なんていってニヤニヤ笑っていた。
…人の肉触ってニヤニヤしてんじゃねぇよこのクソオヤジ…

その後、ショッピングモールにつき、唯と合流し三人で少し語り、唯はバイトがあるからと突然切り出してきて私と雄二さんを残して行ってしまった。

「二人っきりになっちゃったねぇ~」

「そ、そうですね…」

あ、あんのクソアマァアァァァァァ…
なんでこんなオッサンと二人っきりに…

あぁ、誰か助けて…!!!!

「とりあえずどこか移動しない?」

「あ、そうっスね…」

どこに移動すんだよ…
ホテルか?ホテルか?ラブホテルか?
どこに私を連れて行く気だよ!!!!!!

そう心の中で雄二さんをボコボコにしてることを想像しながら、どこへ行きたい?と聞かれ、咄嗟に出た答えはカラオケだった。

ショッピングモールでプリクラを撮ってからカラオケに移動した。
唯にそのことを連絡すると、後から合流するからと連絡が来た。

あぁ…もう最悪。
でも、期待してしまってる私はなんなんだろ…

仕方なくカラオケに行き、私はムカつきを晴らすために大声で何曲も歌った。
少し疲れた、そう言って椅子に座ってコーラを飲んでいると、彼は私の肩にそっと手を置き、自分の方へ引き寄せた。

突然のことでびっくりし、コーラを吹き出すところだった。

彼は言う。

「俺さ、君のプリ見せてもらったとき君に一目惚れしたんだよ。だから…俺と付き合わない?」

なんだその口説き文句。
とツッコミたくなる衝動を抑えつつ、私はイエス、そう答えた。
私も…なんだかんだ言って一目惚れしてしまったんだろうな。…って言っても、この短時間で一目惚れはないんだろうけど。

彼は私をゆっくり押し倒し、優しく口づけをした。