「泣くなよ、泣きたいのは俺なんだぜ……」 力なく苦笑するとタオルで手を包んだ。 「……冷たくて……痛いよ……」 「じっとしてろ……」 カップに二人分のお茶が運ばれて来た。 勝てない、この人には……勝てない……。