バー恋 ~文字が色を放つ時~

 AM3時過ぎの店は、あたし達の他に数人のお客しか見えない。

 ふんわりいい気持ちで、此処でもワインでグラスを合わせた。

「真夜中にファミレスなんて、ガキみたいだな」

「あはは、本当だね、でも……」

「でも?なんだよ?」

「なんでもない~」

「何だそれっ!あはは」

 でもね……何処でも良かったんだ。翔吾といられるなら、そう言いたかった。