「……で、千早」
「…あい」
「なんか俺が迷子になってたみたいだけど」
「あい」
「ホントは逆だから」
「……あい?」
あたしが泣き止んで落ち着いた瞬間。
カイトが言った言葉はそんなことだった。
あたしが、迷子?
「それはどういう…!?」
話が読めないあたしは、アワアワと口に指を引っ掛けて問いただす。
カイトはシレッとした顔で。
「昨日、連絡もなしに消えたのはドコのダレだっけ」
「すんませんっしたぁああ――ッッ!!!!」
今回はちゃんとスライディング土下座をさせていただきました。
orz====3
(↑スライディング土下座)
そんなあたしの真ん前にしゃがみ込み、立てた膝を台に頬杖をつくカイト。
「昨日、どこ行ってたわけ?」
「花梨の家に泊まってました…」
「一言くらい言ってくれてもいいよね?」
「その…いろいろとありまして…」
「へぇ。そっか」
…な
……なんかヤケに優しい喋り方が、余計恐ろしいっす……!!!!(ガタガタブルブル)
だが…!!
あたしにも言い分があるのだヌハハハハハッッ!!!!(狂喜)


