電波的マイダーリン!





……ってちょっと待てぇ――ッッ!!!!


何が一段落だよ!!

カイトはこれからどこで過ごすんすか!!!?

ねぇまさか『あるある大事典』リターンズ!!!?

まさかまさか…


「試しに聞きますがカイトさん」

「なに?」

「キミはどこに住むおつもりなのでしょう?」

「千早の家」


即答だった。

ってか何故にあたしの名前を…!?

…あ、もしかして最初からインプットされてるとか?

最近の機械はすごいなぁ……

じゃなくて!!


「はい!?ウチ!?
やっそれはちょっと困るっていうかいやあたしどうせ一人みたいなモンだし関係ないけどやっぱそれはキツイっていうか……っ!」


そこでハッとした。

ちょっと待てよ?

これは、“恋愛シミュレーションゲーム”…なんだよね?

ってことは、これはある意味選択肢で、ここで断るとバッドエンドの可能性が…っ!!


「オーケーわかった大歓迎だよ!!どうぞお住まいになっちゃってくれて結構だよ!!」

「…ん、わかった。じゃ、ここに住む」


言って、カイトは長くしなやかな人差し指を伸ばし、床を示した。

えーっと、それはどういうことかなカイトさん?


「千早の部屋、居心地いいんだよね」

「いや居座るな〜っはっはっそうでしょう?うん、好きに使って下さいな」