電波的マイダーリン!





あたしはスリスリ〜と花梨にスリ寄り、花梨の頬をつつく。


「花梨ってばホントはあだ名なくて寂しかったんだぁ〜?」

「なっなによっ気持ち悪いわね!!」

「恥ずかしがらなくっても良いのだよ〜?千早さんがとっておきのあだ名考えてあげるから〜」

「うっうっさい!!くっつくな!!離れろ!!」


花梨はババッとあたしから距離を取る。

あたしはニヤニヤ顔のまま、瑞希に近寄る。


「ってことなので、ミッキー、花梨さんのあだ名を考えてあげようジャマイカ!」

「お安いごよーだけど、花梨って名前、あだ名つけにくくない?」

「“かーちゃん”?“りんちゃん”?」

「誰それって感じー」

「ですなー」

「じゃあ名字も一緒に合わせて…“みかりん”!!」

「おっいいね♪」


あたしと瑞希は同時に花梨の方を向き、同時に呼んでみる。


「「おーい、みかりーん」」







「返事したくない返事したくな……なによ!!」




「…ね?ツンデレっしょ?」

「典型的なツンデレですねー」

「だからみかりんイジリがいあるのだよー」

「ちーちゃんって何気S?」

「みかりんイジリ楽しいからだよー。ミッキーもぜひ。」

「じゃあお言葉に甘えて。」





「貴様等ヌッコロスぞ。」
(ブラックカリン登場)