指をベキバキ鳴らしつつ、ブラックカリンが一歩、また一歩と近づいてくる。


……テラヤバス。


今なら死ねるww



……フッ。


「だが断る!今のあたしには最終兵器があるのだよブラックカリン!」

「は!?」


あたしは、スチャッっと自分の目の前にとある人物を召喚させ…じゃなかった、登場させて見る。


「いでよ!



……瑞希!!」


「って俺かよ!!」


花梨の目の前に立たされた瑞希が、慌ててあたしを振り返る。

あたしはにんまりと笑い、花梨の方を指さしてみせる。


「まあ見たまえ」

「え?」


あたしの指先を追って花梨を見た瑞希の瞳にはきっと、顔を赤くした花梨が映ったことでしょう。

それもそのはず。


二人は超至近距離に居たから!!


瑞希がマッハの速度であたしへと顔を向ける。

エク○シストですかww


「ちょっ…ちーちゃん!!!?(赤面)」

「グッジョブ☆(親指を立ててウインク)」