「よーし!千早さん張り切っちゃいますよーっと♪カイト、何食べたい?」
「ちーちゃんが作ってくれるならなんでも」
「……ッッ!!今、またちーちゃんて呼んだ…と、鳥肌がぁ!!」
じゃ、なくて!
「なんでもいいが困るんだよ!さぁ何が良い!?」
「じゃ、ちーちゃん」
「ぶふぉあッッ!!!?」
慣れない呼び方と爆弾発言により、あたしはキッチンでズッコケた。
見事な滑りっぷりに、8時のド○フもビックリだ。
あたしは流し台に手をつき、なんとか起き上がり、熱くなった顔を手で扇ぐ。
「…か…カイトさん……?あたし真面目に聞いてるんですけど…」
「ふぅん?それにしては、顔、真っ赤だけど?」
「う、うるさいっすよ!じゃ、もうオムライスでいいや!」
カウンターに腕を置き、その上に顎を乗せる形であたしを見つめていたカイトが、片眉を軽く持ち上げる。
「なんで突然?」
「なんとなく!」
顔をそむけ、料理に取りかかる。
すると、そこにカイトがやってきて。
「俺も手伝う」
「え、カイトって料理できるの?」
「さぁ?やってみないとわかんない」
「…じゃあ、まずはにんじんの皮をむいて下さい!」
「りょーかい」
流しに向かい、にんじんの皮をむき始めるカイト。


