一瞬だけそんなことを思って、あたしはブンブンと頭を振った。
マイナス思考は禁止だぁあッッ!!
気分上々、神様上等!!
(意味不)
あたしはおみくじをポケットにしまい、踵を返す。
「さぁ!お次はどこ行こう!どこだっけ!あぁ!クリスマスパーティだ!」
一人ではしゃぐあたしの手を、ゆっくりとカイトが握る。
そのぬくもりだけで、あたしは涙が出そうになった。
けれどそれを堪え、カイトの手を握り返す。
「今頃お店に行ったら迷惑かな!でも外から見るくらいいいっすよね!!」
「ま、いいんじゃない?」
「ホントは中にも入りたかったんだけどにゃー」
「なんで」
「え、だってカイトが逃げ込んでた部屋見たいしww」
「……あっそ」
なんとなく拗ね気味なカイトに笑いながら、あたしたちは喫茶店【Andante】へ向かった。
夜の街を歩くのは初めてで、あんまり都会でもないそこは、それなりに暗くて方向感覚をなくしそうになる。
けれど、なんとか辿り着いた喫茶店【Andante】は、真っ暗で違う場所に見えた。


