すみません不快な気持ちになった方深くお詫び申し上げます。
だがしかし!!!!
あたしはそんくらいビックリしたのである!!!!
「しかけたのかぁ!!!!」
「いや…その……なんかゴメン…」
泣き叫ぶあたしに花梨は苦笑いを浮かべながら謝る。
床に四つん這いになって嘆いき始めるあたしの前にしゃがみ込み、花梨は「わかったわよ」と。
「言えない事情ならそう言いなって。あんたが変に誤魔化すから気になったのよ」
「うぅ…花梨ってサディストだよね…」
「だって千早面白いんだもーん」
「…………(号泣)」
「なんてね!?冗談よ!?ホラッ席変わるんでしょ!?さっさと荷物移動させなって!!」
何気に気を使う花梨に「ありがとう…」と呟き、あたしはごそごそと移動を始めた。
『あんたいつ隣になったの』
『さっき』
『なんで』
『聞かないでくれたまえ』
黒板に向かう先生を気にしつつ、あたしとカイトはノートで筆談をする。
カイトは突然の転校だから、教科書がまだなくて、
だからあたしの机(正確には花梨の)とカイトの机をくっ付けて教科書を見せてあげてる状況。
『千早って、』
カイトがノートにこれまた綺麗な字で言葉を綴る。


