しかし、瑞希はそんな視線なんてどうでもいいようで。
「なぁコラ、今何してたかって聞いてんだよ言えよテメェッッ!!」
「いっ…離せお前っ……俺は客だぞッッ!!」
「客だからって容赦しねェぞナメてんなよッ!?」
「がっ……!!」
瑞希の手が、男の手を更に捻る。
激痛に顔を歪める男に、瑞希は怒鳴る。
「コイツに謝れよッッ!!」
「う…るせェな!!なんでお前にそんなこと言われなきゃなんねェんだよ!?」
「決まってんだろ!
――花梨は俺のだからだよッッ!!!!」
超 ☆ 大 胆 告 白 !!!!
男は瑞希の手を振り払い、
「悪かったよ!2度と来るかよこんな店!!」
そんなお約束の捨て台詞を残し、店を飛び出して行った。
「あ゛ッッ!!アイツ金払わずに出て行きやがったッッ!!」
……瑞希、律儀だね。
が、そんな律儀な瑞希も、熱が一気に冷めたのか、途端に周りの視線に気づき、キョロキョロし始めた。


