朝から喫茶店の装飾に慌ただしくて、昨日ネトゲでオールしてたのを、今頃になって後悔しているあたし。
睡眠時間は約二時間。
花梨からの電話で慌てて身仕度しているあたしに、葵が笑いながら、
『計画性のなさは変わっていないらしいね』
とか言っていた。
成長してなくて悪かったな!(号泣)
そんなあたしの怒りの矛先はカイトへ。
『なんで起こしてくんなかったのさー!?っていうか、夜の内に教えてくれたっていいジャマイカ!!』
と、悠長にコーヒーを飲んであたしの準備を待っていたカイトに言うと、ヤツは。
『…昨日、美山からメール来てたから知ってんのかと思った』
って言うので、絶句した。
で、遅刻ギリギリにお店に飛び込んだあたしを待っていたのが、あの鬼教官ブラックカリンだったわけで。
小町さんは、花梨に怒られるあたしを笑いながら見てるし…。
そんな感じで、慌ただしくも賑やかなクリスマスの早朝。
だがしかし!
「…こんなに慌ただしいというのに……あたしの睡魔は強敵らしいよ…」
「ちーちゃん、手、止まってるから!あー瞼が落ちてきてるって!テープで留めとけ!」
「…イヤだよなんのコントなのだよミッキー……うあー…今なら死ねるww」
「ちょっ死ぬな!今死なれると俺が困るから!いろんな意味で!」
「おまっwwあたしに死ぬなって理由それっすかww何気冷血ワロタww」
「だからその用語は自重しなさーいっ!あーもう!俺がなんか目ェ覚めるようなの持ってくるからちょっと待ってて!」
「その間にあたしはちょっくら寝ておこうと思う。」
「寝るなぁああッッ!!寝たら死ぬぞぉおおッッ!!!!」
「ここはどこの雪山ですかそこ詳しくww」


