電波的マイダーリン!





と、言うわけで。


花梨の一言により決定したクリスマスパーティ!


「…でもさ。クリスマスパーティって何すんすか?」

「……あんたそれマジで言ってんの?」


あたしの素朴な質問に、花梨は冷ややかな瞳を向けてくる。


「だってクリパとかって、マンガとかアニメとかゲームとか、とりあえず二次元でしか見たことないんだもん。

ホントにホールケーキそのまま食べるんすか?
プレゼントに“私をあげるわ!”とかあるんすか?
で、そのままイベント突入しちゃったりしてそれからe「危ない発言自重しろ貴様はぁああ――ッッ!!!!」


勢いよく両手で口を塞いできた花梨に、あたしは「もがもが」と暴れる。

その後ろで瑞希とカイトが、


「ちーちゃんって、日頃どんなゲームしてんの…?」

「…さぁ?俺もあんま知らない。…ってか、知りたくない(ボソッ)」


っていう会話をしていたのは聞こえなかったことにしようと思う。





花梨に散々怒られて「orz」状態になっているあたしなんかは放っておくつもりらしいブラックカリンは、ちゃっちゃと話を進めていく。


「…えーっと…とりあえず最初はやっぱり、どこでするかよね。いい場所あるかしら…?」

「誰かの家とか!」


瑞希の提案に、「う~ん」と唸る花梨。


「それ、たぶんムリだと思うわねぇ……」

「じゃあ、外とかどうですかにゃ~?」

「あんたには聞いてないわよ。」

「…………(涙)。」


あたしの提案は即却下されちまったよ…。