どうするよ!?
あたしあんな“腐”がついてない女子軍団さんたちに敵う気しないっす!!
うあ〜〜…。
あたし、さっそくピンチかも…。
頭を抱えつつ、腕の隙間から斜め後ろに座るカイトを盗み見る。
………………………。
な な め う し ろ ?
ハッ!!(電波キター!!)
「花梨花梨花梨花梨花梨―――ッッ!!!!」
朝のホームルームが終わった瞬間、あたしは後ろの花梨に飛び付いた。
まあ華麗に避けられたんだけども。
で、勢い余って机に額を強打してのたうち回るあたしを花梨さんは冷やっこもビックリな冷ややかな視線で見下ろしている。
「何よ。」
「くっ…朝からステキっす…花梨さん…」
「あたしはいつでもステキなのよん」
「ええわかっていますとも花梨様!!」
「ちょっツッコミなさいよあんた…あたしスベってんじゃない…」
“ゲッ”って感じの表情であたしを見下ろす花梨に、あたしはガバッとすがり付く。
「ねぇ花梨ッ!!!!」
「なっ何よ…」
「席変わって!!!!」
「……………。
はあ?」
たっぷり1分間を置いてから、花梨は眉根を寄せた。


