顔を上げたお母さんは、カイトを見つめて、微笑む。
「あなたが居なかったら、きっと、千早はこんなに笑ってくれなかったはずね。
最近、千早がとても楽しそうで、寂しそうな顔をしないなって思ってたの。
あなたが、ずっと一緒に居てくれたから、だものね」
……あたしは、ちょっとここで違和感を感じた。
カイトも思ったのか、あたしと横目でアイコンタクトを取る。
『ちょっと違和感あったっすよね?カイトさん』
『あぁ。あった』
目で会話をして、恐る恐るお母さんへと視線を戻す。
お母さんはとーっても楽しそうに、一言。
「ウチの居心地はどうだったかしら♪」
…………(゚∀゚)…………!!!!!?
「気づいてたのぉおおおお――ッッ!!!!!?」
絶叫するあたしに、お母さんはクスクス笑いながら、
「当然よ♪」
と、得意気に答えた。


