「私ね、姫華と姉妹なのよ。義理のね」







「……へ?」


呆気にとられるあたしに、姫華が苦しみながらも口を開く。


「……ぎ…義理よ、義理…私はこんなに凶暴じゃないんだから…!」

「ひーめー?それは一体誰のことを言っているのかなぁー?(満面の笑み)」

「…………決してお姉様じゃありませんですわよオホホホホ(吐血)」


………………。










……萌えるね!






いや、いいよね!

“お姉様”ですってよ!

それをお嬢様天然系美少女さんが言ってんだから萌えるしかないっすよいやマジで!!
(誰かこの子止めて)


どんな状況に陥ろうと変わらないらしいあたしの腐れ脳は、しかし!

重大なことをしっかりと憶えていた!(黙れ)


「やっちょまっ……お二方は姉妹であられましたか!!!?」


突然叫び出したあたしに、小町さんは大きく頷く。


「そう!って言っても、まだまだ問題はあるんだけどね」