電波的マイダーリン!





テーブルに額を強打したあたしは、涙目になりながらおにぎりを頬張っていた。


「…嗚呼…コンビニのおにぎりがこんなに美味しかったなんて…!!

…キャビア級にウマス!!!!」


「あんたキャビア食ったことねェだろーが。」


花梨がキレ気味に突っ込んできた。

キレていても鋭いツッコミを忘れない花梨はステキです。




おなかいっぱいになったところで、あたしは花梨と瑞希に聞いてみた。


「…っていうか、何故に2人がここへ…?」


よくよく見れば、2人とも制服姿だ。

学校を抜け出して来たに違いない。

花梨が腕組みをして答える。


「ま、率直に言って、小町さんって人に聞いたのよ。
そこに辿り着くまで時間掛かったけどね」

「ぅえ!?どうやってわかったのさ!?」

「茉莉よん」


花梨が「ふふん」と笑って、携帯を取り出してみせた。

あんぐり口を開ける間抜けなあたし(いつもか)。


「ま、つり…?」

「そ。電話番号聞いてたのよ。いろいろ知ってると思って」


か…花梨…




…恐るべし!!




榊千早、ここに誓います。


死んでも花梨に喧嘩を売らないと。




…勝てる気がしねぇ…!!(恐怖)