あれはなんなんだい!?
天然か!?
俺様か!?
ドSか!?
クールか!?
……部類できん。
なっならば…
不思議系クールな気まぐれ意地悪くん!!
コレ決定!!(もはや部類の粋ではない)
あたしはそそくさと着替え、バッグを持って部屋を出た。
やっぱ目立つ。
ありえないくらい目立つ。
カイト視線集め過ぎだ。
そして隣歩くあたしに痛い視線が…っ!!
よ…よかった、隣町に来てて……。
これで地元歩いてたら、絶対知り合いに会うとこだった。
あたし、偉い!
偉いぞ千早!
そこまで考えてるなんて!
…まあ実は考えてなかったんだけども。
隣町にはよく行く本屋とかゲーム屋とかがあるから寄りたくて来ただけなんだけども。
メンズの服屋とか実は知らなかったり。
「千早」
「にゃに?」
「どこ行くの?」
「いやー…それがあたしにもわかんなくて」
「何それ」
え、何、不機嫌ボルテージ上がりそう!?(考えすぎ)
「あっホラ!あそこなんてどうっすか!?」
好感度上げるために出てきたんだ!!
ここで下げるわけには!!
…と、慌てて指差したお店は、


