「…ぷぷーっ!ヤバいヤバい!テラヤバスっ!!このマンガサイコーっすッッ!!」
「だろ!?サイコーっしょ!?ホラ見ろみかりーん。これを面白くないっつったのはYOUだけだぜい?」
「なっ何よあんたたち!!グルになってあたしイジッてんじゃないわよ!!」
「イジッてんじゃないわよって…みかりんてば…自覚あるんだねぇ」
「実はドMだったり?」
「なんだその三日月みたいな目は!!」
「お前等ちょっとは静かにせんかーい!!」
シュビシッ!!
と、風を切る音が聞こえるほどの速度で、あたしたちのど真ん中を突き抜けて行ったチョーク。
後ろの壁に激突して粉々に砕け散った哀れなチョーク。
そして青ざめた顔で、チョーク投げの達人、真中氏へと顔を向けるあたしたち。
「補習だということを、お忘れにならないように。(ニッコリ)」
「センセー!!その笑顔が逆にとても恐ろしいでぇーす!!」
「はいはいセンセー!!物を大切に扱いましょう!!」
「すいません先生。このバカ2人はあたしが始末しておきますんで。」
「「ブラックカリンが現れた!!(恐怖)」」
「もうなんていうか友達やめていいかな。」
8月に入り、進学校であるこの学校。
補習やら登校日やらで、やたらと顔を合わせるこの3人。
会えばコントの連続で。
何気、楽しい夏休みを送っております。
…表面上。
家ではビクビクして過ごさなきゃなんないし(あの眼鏡野郎のせい)。
相変わらず、カイトは帰ってこないし。
学校にも顔を出してない。
どこで何やってるんだろう。
気になるけど、行先がわかんないんじゃどうもこうもない。
…なんでこうなっちゃったんだろう…。


