超高い絶叫マシーン、その名もジェットコースター。
いつの間にか、遊園地に着いていたらしい。
あたしは口元を引きつらせ、壊れたロボットみたいにガクガクとぎこちなくカイトへと顔を向けた。
「…いえ…あの…ワタクシ…」
「…乗りたくないんだ?」
……ハッ!
まさか選択肢ですか!?
まさかここでくるとはぁあッッ!!
あたしは超高速で表情を変える。
カメレオンもビックリだ。
「や!乗れます乗ります乗りたいですの三段活用で…!」
「…クスクス」
途端、バカにしたような笑い声で、我に返るあたし。
「えっなんで笑うんすか!?」
「…や…一生懸命な千早、可愛くて」
「んにゃっ!?」
「アレ乗るとか、冗談だから」
「あ゛ー……」
今にも灰になりそうなショックを受けてるあたしの手を、いきなりカイトが掴んだ。
灰になるどころか驚きで岩になるかと思った。
「えっなに!?」
「早く行かねェと、みんな先行ったし」
「にゃんだって!?」
「千早が遅いから」
「なにお…」
反論しようとして、やめた。
後ろの方を歩いていたらしいあたしを、カイトはわざわざ待っててくれたのか。
ぐっ…なんてムズガユイんだ……!!
どこぞの乙ゲーですか…!!


