……ん?
カ イ ト … ?
あ゛ぁあああああ――――ッッ!!!!!!
いっちばん重要なことを忘れていたぜベイベー!!!!
カイトがウチに居るんだよ!!
『一ノ瀬くんも呼んじゃったー♪うふふー♪』
…不自然だ!!
果てしなく不自然だ…!!!!
茉莉の頭の上で頭を抱えるあたし。
どうしよう!!
カイトに隠れててもらうか!?
家を出て行っててもらうか!?
いや、それはカイトに悪すぎる!!
どうしよう…!!
どうすれば…!?
「…今頃気が付いたんですか?千早さん」
澄ました様子で、伊吹が突然そう言った。
「え?」と顔を上げると、伊吹はお茶の入ったコップに口をつけながら目を伏せる。
「カイトさんのこと、忘れていたでしょう」
「あ、まあ…にゃはー…」
「で、今頃になって悩んでるってとこですか」
「……んふっ」
視線を逸らしながら含み笑いを漏らすと、伊吹はコップを置いて、「ごちそうさまでした」と茶碗を片付けつつ、さらっと。
「簡単な方法がありますけど」
眼鏡越しにそう言った。


