手話~僕等のカタチ~




「お前なんか図星だったら鼻ほじるだろ?」

「ちょっ、それ言わない約束っ!」



そうこうしている内に、あっという間に屋上に着いた。


昨日いた場所に行ってみると…


フェンスに手を掛けて景色を眺めている笹村の姿が目に入った。


焦げ茶色の髪が風に吹かれ、綺麗になびいている。


不意にもその姿にまたドキッとしてしまった。



俺たちの視線に気づいた笹村は後ろを振り返り、俺を見つけると嬉しそうに笑った。


その笑顔は、少しだけ心から笑えているような気がした。



笹村の元へ行き、3人で座って食べ始めた。


すると慎司がいきなり…