手話~僕等のカタチ~




支援学級?そんなのあったんだ、

なんて思ったけど、よくよく考えれば学校生活三年間の中で、そんなクラス見たことも聞いたこともない。


今まで存在していたのなら、クラスメイトの一人や二人いてもおかしくないのに、私以外誰もいなかった。




…そう、この"支援学級"というクラスは、今日作られたもの。


私のためだけに作られたと言っても過言ではない。


耳の聞こえない私のために、ためだけに作られたクラスだった。



相手は親切心で作ってくれたんだろう。


でも私からすれば、耳の聞こえない私がみんなと同じ教室にいても邪魔で迷惑なだけ、だから追い出された、とでもいうような感じだった。



元のクラスに戻りたいと言っても無理だと思い、大人しく卒業するまでここで授業を受けることにした。





***





昼休みになり、ななちゃんたちに会いたくなった私は、今まで自分のいた教室へ向かった。