手話~僕等のカタチ~




___…心のどこかで、少しでも期待している自分がいた。



耳が聞こえなくなるなんてうそだよ、

聞こえなくなんてならないよ、

誰かがそう言ってくれるんじゃないかって少しでも期待していた。


期待して願っていたんだ。



ちゃんと耳が聞こえ続けますように…


音の『ある』世界にずっといられますようにって。



…でも無理だった。


神様は、幼い私の願いなんて叶えてくれなかった…



私の期待と願いは儚く散り…


私の世界から『音』が消えた。


音の『ない』世界に迷い込んでしまった……