手話~僕等のカタチ~




あの頭痛が本当に熱中症だったら、どれほど良かっただろう。


その日から、毎日必ず一回は頭痛が起きた。


それも日に日に痛みが増す。


また頭痛がくると思うと夜も眠れなかった。





運動会の日から2週間が経った。



さすがに両親も不審がり、私を病院へ連れていった。


MRIなどの検査を沢山受け、待合室でぼーっとして結果を待っていた。



…これから何が起こるかも知らずに。




「笹村さーん。診察室へどうぞ。」


私は立ち上がって、両親と中へ入る。


部屋には重たい空気が漂っていた。



そこで医者に告げられたのは…



私が、

まだ原因や治療法の分かっていない、

10億人に一人という極めて稀な病気だということ。


そして、私が一番衝撃を受けたのが…