手話~僕等のカタチ~




頭がかち割れるんじゃないかと思うほどの強い頭痛が、私を襲った。



「えっ!?
しほちゃんだいじょうぶっ!?」


いきなりしゃがんだ私に驚いて駆け寄ってくるななちゃん。



「う、うん…。
だ…だいじょう…ぶ。」


強い痛みは一回きりで、その後はズキッ、ズキッとテンポ良く脈を打っていた。



「ほけんしついこう?」


ななちゃんに支えられながら保健室に向かった。





ついてすぐに、私は先生に症状を話した。


先生は、

「うーん…熱中症かしらね。
少しベッドで休みなさい。」



ななちゃんには先に帰ってもらい、私はベッドに横になった。


先生に飲まされた塩水の味が、まだ口の中に残っている。



ねっちゅうしょう、かぁ…


疲れが出たのか、私は重たくなった瞼を閉じて、深い眠りについた。