手話~僕等のカタチ~




お昼を食べ終え、運動会も終盤に差し掛かっていた。


私は、ななちゃんとトイレ帰りで歩いているところだった。



「つぎはなんだっけー?」


つぎ…えーっと……



「たしかPTAの玉入れだったとおもうよ!」


自分の記憶をたぐり寄せ、ななちゃんに教える。



「そっかー!
おかあさんたちでるかなー?」

「でるんじゃない?」

「じゃあもうすぐはじまるね!
しほちゃんはしろっ!」

「うん!」


そう言って私たちは走り出そうとした、その時。




ズギンッ!!


「~~~~~っ!!!!」



声にならない悲鳴を上げ、私は頭を抱えてしゃがみこんだ。