手話~僕等のカタチ~




ひょいっ


『はい、自分で作ってます。よく分かりましたね。』


そしてその文章の続きには…


『あと、箸の手を止めたこと気にしないでください。』



………。



「えっ!?なんで分かったんだよ!?」


ま、まさか、エスパーか…?



そんな俺を見て彼女はクスクスと笑う。


『音のない世界にいるので、相手の表情とか見ているうちに、心も少し読めるようになったんです。』

「へぇ~。」


ある意味すげぇな。



『それにこの学校の友だちとこんなに長く話すのは初めてなので結構嬉しいんですよ?』

「あっ、そうなんだ。」



俺のことを"友だち"だと思ってくれていると思うと、俺も少し嬉しくなった。



でも、そこでまた新たな疑問が。


「じゃあ普段、他の友だちとはどんなこと話してんの?」