手話~僕等のカタチ~




…………っ……!!





彼女は突然、泣き出した。

声のない嗚咽が、広い屋上に静かに響く。


なんで泣くんだ……

何を思って泣いてんだ…


なんで…………ずっとここにいんだよ…



「お前さ…、何なんだよ。」

いきなりそう言われる。


「は…?」

「は?じゃねぇよ。

お前笹村に何つったんだよ。

俺が受け入れるだのなんだの言ったんじゃねぇのかよ、出来てねぇじゃん!」

「……!!…なんでそれを…」

…なんで慎司が知ってんだよ…。


笹村にしか言ってないはずだった。