「……っ……………笹村………」 冬の寒さで誰もいない屋上に、 彼女はいた。 「何やって……」 「お前を待ってんだろ。」 まっすぐ俺を見て言う慎司。 えっ……俺を…? 冷たい床に座って、 お弁当を広げ、 一人で食べている。 耳の聞こえない彼女はまだ俺らの存在に気づいてない。 「ずっとだよ。」 慎司が話始める。